TOKUNAN


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徳南堅太 とくなん・けんた
池田第三小-池田中-武生商高-日体大。デロイトトーマツコンサルティング所属。種目は男子サーブル。リオデジャネイロ五輪代表。全日本選手権優勝2回。チーム戦の2018年福井国体でも頂点に立った。184センチ。1987年8月生まれ

「出場時点で満足している自分がどこかにいた」―。

初戦で敗れたリオデジャネイロ五輪。相手は世界5位で格上だったが、実力差以上に気持ちの面で負けていた。結果は13-15。
「勝てる試合だった。再びあの舞台に立ち、上位に食い込んでみせる」

リオ五輪後は複数の運動を組み合わせたサーキットトレーニングで心肺機能を強化。92キロあった体重を87キロに絞って機敏性も高めた。

身長184センチと大柄だが「海を渡れば普通」。正攻法では限界があると考え、タイミングを外したり、ステップで揺さぶりをかけたりとトリッキーに動く。

「きれいじゃなくていい。泥臭く1本を取る」のが信条だ。

レベルアップへの努力は惜しまない。自分に合った環境を求め6年前に所属先を変えた際は、手作りのPR資料を社長宛てに送り熱意を訴えた。

日本代表コーチを務める韓国籍のウッチェ氏の指導を細部まで理解するため、独学で韓国語をマスターした。

選考期間中の個人ランキングでは日本人4番手と苦戦する。

だが、リオで大陸最終予選で切符をもぎ取った勝負強さがある。

「予選はあと3大会。メダルを取る覚悟で戦う」

文・宮崎翔央